沖縄県内で初めてMEMS導入のスマートマンション、大晋建設が提供

スマートマンションのイメージ図

沖縄県那覇市に本社を構える大晋建設は2014年1月、経済産業省が推進する「スマートマンション導入加速化推進事業」における補助対象事業として沖縄県内で初めて採択されたと発表した(ニュースリリース)。

スマートマンションとは、エネルギーの利用効率を高めたり、管理する仕組みを取り入れたマンションのこと。この新しい仕組みを、MEMS(マンション・エネルギー・マネジメント・システム)を呼ぶ。2013年度から始まったスマートマンション導入加速化推進事業を後押しに、全国各地でMEMSの導入が進んでいた。大晋建設の新しい取り組みは、沖縄県内のマンションにスマート化の波をもたらす、きっかけになりそうだ。

スマートマンションのイメージ図

スマートマンションのイメージ図。出典:経済産業省

今回補助対象事業に採択されたのは、沖縄県豊見城市にある「ミオビエント高嶺(総戸数34戸、地上8階建て)」。エネルギーの管理システムを提供するMEMSアグリゲータは株式会社ファミリーネット・ジャパン(本社:東京都渋谷)で、マンションのエネルギーの管理システムには同社が提供する「me-eco(ミエコ)」を採用した。me-ecoの主な機能は以下の通り。

【可視化】

  • 電気のみならず、ガス、水道の利用状況を見える化
  • 電力に関しては、最大16カ所の子ブレーカー毎に計測可能
  • 太陽光発電による発電量や余剰電力売電量、余剰電力売電金額もを見える化

【電力の利用制御】

  • JEMA(日本電機工業会)規格に対応した家電の制御(電源のオン/オフ)
  • ECHONET Lite規格に対応した家電の制御
  • アラート機能やエネルギーアドバイス