アクロラドの放射線検出器がJAXAの「ASTRO-H」に採用

アクロラドの放射線検出器がJAXAの「ASTRO-H」に採用

沖縄タイムスと琉球新報の報道によれば、宇宙航空研究機構(JAXA)が2016年2月12日に打ち上げを予定しているX線天文衛星「アストロH(ASTRO-H)」に、株式会社アクロラドの放射線検出器が搭載された。

アクロラドは、沖縄で唯一の半導体製造企業。テルル化カドミウム(CdTe)材料を使った素子および放射線検出器の開発・製造に特化した事業を展開している。CdTeは、カドミウム(Cd)とテルル(Te)の化合物で、他の半導体材料に比べて放射線の検出効率が高く、室温でも漏れ電流が小さいという特徴がある。同社はこの素材の特性にいち早く着目し、高純度かつ高抵抗の結晶成長および量産の技術を確立した。

本社は沖縄県うるま市。CEO兼代表取締役社長は大野良一氏。2000年1月に本社に沖縄県に移転した。

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