LSIデザインコンテスト・イン沖縄2016が開催、今年のテーマは「人物検出システム」

LSIデザインコンテスト・イン沖縄

LSIデザインコンテスト・イン沖縄が2016年3月11日(金)に開催される。2016年で第19回を迎える歴史ある大会だ。

今年のテーマは「画像のパターンマッチング」。具体的には、人物検出システムの演算ユニットのハードウェア設計である。人体検出は、デジタルカメラや自動車の自動ブレーキシステム、監視システムなどに使われている画像処理技術である。本コンテストで画像処理がテーマになるのは初だという。

Level1 の課題は、人物検出の手法の1つであるテンプレート マッチング法を用いた、被探索画像とテンプレート画像の2つを入力とする人物検出ユニット設計。Level2の課題は、画像の入力形式や検出方法などはすべて自由とし、ユニークな人物検出ユニットの設計することである。

LSIデザインコンテストを沖縄で開催する意義について、案内資料には次のように記載されている。

東シナ海および南シナ海沿岸のLSI産業拠点地域(九州、韓国、台湾、中国、シンガポール、フィリピン、マレーシア)は、世界の半導体市場の実に40%を越える高いシェアを有しており、その中心に位置する沖縄はそのビジネスチャンスが大変高いものと期待されます。そうした地理的好条件の沖縄にて、学生向けLSI設計コンテストを実施し、学生すなわち未来のエンジニアの設計スキルを上げることにより、将来的に沖縄や東南アジアでの企業誘致やベンチャー起業につなげたいと考えております。

時間は13時~18時、会場は琉球大学50周年記念会館。地元沖縄の企業などの聴講も歓迎とのこと。

主催は、LSIデザインコンテスト実行委員会と沖縄県。実行委員長は九州工業大学情報工学部電子情報工学科の尾知博教授、審査委員長は琉球大学工学部情報工学科の和田知久教授が務める。

共催は、琉球大学工学部と九州工業大学情報工学部、公益社団法人沖縄県情報産業協会。協賛には、日本シノプシス合同会社、電子デバイス産業新聞(旧半導体産業新聞)、ギガファーム株式会社、電子情報通信学会「基礎・境界ソサイエティ スマートインフォメディアシステム研究会」、株式会社アナログ・デバイセズといった企業/団体が名を連ねている。

参考ページ

LSIデザインコンテストin沖縄(公式ホームページ)