石垣島を舞台に電気推進遊覧船「vibes one」の実証開始

バンダイナムコグループの株式会社VIBE(本社:東京都)は2015年1月13日、電気推進式遊覧船「vibes one」が完成し、石垣港に入港したと発表した。vibes oneは、大容量(120kWh)のリチウムイオン2次電池を搭載したモーター駆動型の遊覧船。総トン数は19トン、最高速度は10ノット(時速約18.5km)で、巡航速度が8ノット(時速約15km)のときの航行継続時間は約2時間。

「騒音や振動などを飛躍的に改善し、新しい乗船体験を実現した船。海洋を航行可能なリチウムイオン2次電池による電気推進式遊覧船としては、日本最大級」(VIBEのニュースリリース)という。

まず、実証実験を通して、性能試験や快適性調査を実施しながら、事業化の検討を進める。その後、石垣島に新たに設立する法人に電気推進式遊覧船の運用を委託し、実サービス展開を目指す。なお、この実証プロジェクトは、沖縄県の「亜熱帯・島しょ型エネルギー基盤技術研究事業補助金」の支援を受けたもの。株式会社国建(沖縄県那覇市)、新糸満造船株式会社(沖縄県糸満市)と協業している。

※冒頭写真出典:VIBEのニュースリリース。石垣島で電気推進式遊覧船の実証が始まる。

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