沖縄電力が粟国島で可倒式風力発電の運転開始

沖縄電力が粟国島で可倒式風力発電の運転開始

沖縄電力は2014年6月、粟国島に設置した可倒式風力発電設備の運転を開始した。

可倒式とは、台風の暴風が吹きつける強風時には倒して風を避けられる構造のこと。強力な台風が多く襲来する沖縄地域では、風力発電の設備維持が課題となっていたが、可倒式を採用することで強風による被害を防げる。この他、建設の際に大型クレーンを使わなくともよいため、クレーンの入りにくい丘陵地にも設置できるという特徴がある。

沖縄電力では可倒式風力発電設備を波照間島と南大東島に設置・運転してきたが、この度、粟国島にも初めて導入した。設備容量は245kW。風力発電の導入によって、二酸化炭素排出量の抑制、燃料コスト低減が見込めるという。

※冒頭写真の出典:沖縄電力プレスリリース