ICタグを観光プロモーションに活用へ、沖縄ツーリストがサービス開始

沖縄ツーリスト株式会社は2014年7月、ICチップを内蔵したリストバンド「スマイルタグ」を活用した観光プロモーションを開始した。国際通りにある「OTSツーリストラウンジ」を拠点に「那覇市国際通り県庁駅前商店街」と連携して実施する施策で、主に以下の4つのサービスを受けることができる(詳しくはニュースリリース)。

  1. お買物ポイント
  2. 加盟店舗による特典・サービス
  3. オリジナルキャラクタースタンプを集めるスタンプラリー
  4. 体験型ゲーム

ここ数年、観光分野におけるトピックの1つは、スマートフォンやRFID(ICタグ)の活用である。スマートフォンやICタグは持ち運びやすく、観光中にも負担なく持参できるため、行動を促すという施策につなげやすい。このような特徴を生かし、スマートフォンのAR(拡張現実)アプリを観光施設の目玉として紹介したり、スマートフォンアプリを使ったO2O(Online to Offline)施策を実証したりといった取り組みが進められている。

沖縄ツーリストの取り組みも、スマートフォンやICタグの観光分野での活用という大きな流れの1つに位置づけられる。今回、同社が提供するのは、ポイントや特典、スタンプラリーといったICタグをIDとして使ったシンプルなサービスにとどまる。今後、ICタグがどのようなサービス、アプリケーションに広がっていくのか興味深い。

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