「IT津梁まつり2014」が開催、3DプリンターやARアプリの展示も

2014年1月31日~2月1日に宜野湾市立体育館で、「IT津梁まつり2014」が開催される。「沖縄のIT業界を盛り上げる学校・企業が集結!」をキャッチコピーに掲げたイベントで、県内のIT関連企業の展示や、高校・高等教育機関の取り組みの紹介などがある。

見どころは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)で教授を務める阪本成一氏の「宇宙への挑戦」と題した基調講演や、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の石田純一氏による、「身近に潜む脅威~ スマートフォン、プライバシー問題、SNS、オンラインゲームなど ~」と題した講演だ。

この他、「IT産業が必要としている人材とは」 と題したパネルディスカッションでは、沖縄県コールセンター産業協議会の会長を務める佐藤真則氏や、さうすウェーブ代表取締役の前田 憲氏、ウィルコム代表取締役社長の仲本榮章氏、ブリブサー代表取締役の渋川浩史氏がパネリストとして登壇し、沖縄のIT業界が必要とする人材像を議論する。コーディネーターは、エフエム那覇の平良斗星氏が務める。

展示では、株式会社夢づくり沖縄の3Dプリンター実機によるデモンストレーションや、SGシステム株式会社のAR技術を使ったスマホソリューション、琉球大学のARを使ったアプリケーション展示が、比較的新しいトピックとして注目を集めそうだ。

「IT津梁まつり2014」が開催、3DプリンタやARアプリの展示も

時間は、両日とも10時~17時。主催は、沖縄県と公益社団法人沖縄県情報産業協会、特定非営利活動法人フロム沖縄推進機構、沖縄県中小企業家同友会で構成する「IT産業人材確保支援コンソーシアム」である。

IT津梁まつり2014のWebサイトでは、開催趣旨として以下が挙げられている。

  1. 県内の情報技術系学科を有する高校、高専、大学、専修学校および県内に拠点のあるIT企業等が一同に会する広報イベントを通し、沖縄県におけるIT関連産業の現状およびその将来性、発展の可能性を周知する。
  2. 理工系離れが進んでいるといわれる小中高生にITのおもしろさをアピールする
  3. IT出前講座・IT企業訪問を通して技術・企業紹介を行いIT産業に興味を持ってもらうとともに、「働くこと」への意識啓発を行い、早期離職防止につなげる
  4. 県内IT企業と教育機関との連携を促進するとともに、県全体としてIT関連産業の振興・発展に取り組む体制づくりに寄与する。

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