スカイレンタカーがレンタカー特化のオウンドメディア「SKY Magazine」公開

スカイレンタカー(本社:沖縄県豊見城市)は、レンタカー関連に特化した情報メディア「SKY Magazine(スカイマガジン)」を公開した。

「沖縄を駆け抜ける喜びと感動を。」をコンセプトに掲げ、沖縄の観光・ドライブスポットや、さまざまななシーンに合わせてクルマの楽しみ方を提案することを目指したWebサイトである。「レンタカー業界では初の試みとなるオウンドメディア」(同社)だという。

特徴は2つ。まず1つは、レンタカー(クルマ)を単なる道具ではなく、楽しみを生むパートナーであることを提案していくこと。もう1つは、原稿執筆や写真/動画の撮影、編集を外注するのではなく自社で担い、沖縄の埋もれた観光情報を収集・提供していくこと。「他とは異なる切り口で地域の振興に繋がるコンテンツを紹介し、メディアとしての差別化を図る」(同社)。

年々厳しさを増すレンタカー業界

レンタカー業界は年々、市場競争が厳しさを増している。オリックスレンタカーやタイムズカーレンタル、トヨタレンタリース、日産レンタカー、ニッポンレンタカーといった全国各地に営業所を展開し、ブランド力のある大手レンタカー会社がシェア拡大にしのぎを削っているのみならず、さまざまな業種の企業が「格安」を売りにレンタカー市場に参入しているためだ。

スカイレンタカーは「大手レンタカー」と「新興レンタカー」の間に挟まれたポジションにいるが、情報を切り口にした情報メディアを構築することで潜在的なユーザーへのアプローチとブランドの確立を狙う。

ただ、公開されたばかりのWebサイトを見る限り、2つの課題がある。1つは、車に詳しい自社スタッフがコンテンツを作成するがゆえ、一般消費者向けとはとても言いがたい内容になっていることだ。もう1つは、情報をいかに予約につなげるか?という「潜在」から「顕在」を橋渡しする仕掛けが見当たらないことだ。今後、どのような取り組みを進めていくのか注目したい。